ことばのちから

ことばが好き、英語が大好き。ふつうのわたしの普通の日常を、私の目から見えた世界、私の心がつかまえた景色を自分のことばで残しておきたくて始めました。

自分を知る

私はひとりでいることが好き。

ひとりでいることで、エネルギーを充電できるタイプなんだと思う。

でも昔はそのことに全く気付いていなかった。

 

今から思えば、実家にいるときは無意識に息苦しさを感じていたし、休みの日は友達からの誘いを断れずに出かけて疲れたまま月曜日を迎えた。

でも、強くそう感じていたわけではなく、ずっとこれが「普通」で、特に変えなければと思ったことはなかった。

 

けれども、仕事を辞めて休みモードに入ったとき、しんどさが強く出た。

人と会うと疲れる。笑わなければ、話を続けなければ。

そんなことを考えなければならないくらいに、私はそれらが自然にできなかった。

だからそんな気を遣わなければならない友達と連絡をとることを次第にためらうようになった。

 

家族ですら、しんどかった。

誰かがいるという空気。自分以外の人間の音、テレビの音。家族の会話の声。

一番しんどかったときは、家族が話している言葉のやり取りをただ聞いているだけで目が回った。

テレビを消してほしい。会話をやめてほしい。静かにして。そんなことは言えなかった。

だって、自分ですらこんなことに強く不快だと感じてしまう自分が信じられなかったから。

その時、私は実家の近くに家を借りていた。でもなんとなく、毎日実家に行っていた。

一日中ひとりでいることに慣れていなかったのだと思う。

けれども、こんなしんどさを感じるようなったことをカウンセラーの先生に打ち明けたら、誰もいないひとりになれる場所で過ごすように言われた。

 

誰の目も気にしなくてよくて、誰かの気配を感じない、静かな場所で、自分のペースで生活しなさい。

 

しばらく言われたとおりに生活をして、寂しさもあったけれど、私は私が解放されていく感覚を知った。

息ができる感覚。空気が軽い感覚。自分が満たされていく感覚。

 

だれかが好きとか、嫌いとかそういうことではない。

ただ、私はひとりでいることでエネルギーを回復させる人間だということ。

初めて自分のことを知ったような気がした。

自分は何が好きで興味があり、何をしているときに心地よいと感じ、誰といるときにリラックスできるのか、それから少しずつ意識するようになった。そんなことを考えるようになったのはカウンセラーと出会ってからだった。

「嫌い」や「苦手」には割とすぐに気づくのに、自分の「好き」や「得意」には疎いことに気づいた。

もともと感情があまり表に出ないし、落ち着いているから、自分の心がワクワクしていることや楽しんでいること、好きだと思っていることに気づかなかった。

私は何と自分に対して無頓着だったのかと思う。

 

30年以上生きてきて、今ようやく自分に興味を持ち始めた。

 

I like to be alone. 

I am a person who can recharge my energy by being alone.

However, I didn't realize that before.

 

Looking back, I felt unconsciously that living with my family was suffocating, and hung out with my friends on weekends even when I didn't want and got tired on Monday.

But because I didn't have those negative feelings strongly and they were normal for me, I had never tried to change my lifestyle.

However, when I quit my job and got into rest mode, they were strongly tough.

Meeting someone exhausted me. Have to smile, have to keep on conversation.

I couldn't do them naturally enough to think like that.

And then, I hasitated to see my friends who I had to worry about.

 

It was hard to be even with my family, too.

Feeling someone. The noise of TV. Someone's voice.

When I was in the worst condition, my family's conversation made me feel dizzy.

 

Turn off TV. Stop talking. Be quiet. I couldn't ask for them because even I couldn't believe that I felt uncomfortable strongly for such small things. 

 

At that time, I rent a room near my parents' house. But I visited them every day for no reason because I didn't get used to being alone all day long.

 

However, when I shared my problems with my counselor, she told me to spend time alone in the place where no one was around me.